城崎幸太郎は貧しい高校生だった。
学業は抜群だが家が貧しいが為に、ファミレスや家庭教師とバイト三昧の日々を送っていた。
ある日幸太郎は『気難しい令嬢の友達になる』と言うバイト【バイ友】を知りその高額時給につられて申し込む。
雇い主はとある名家の父親。
学校で疎外され友達がいない娘を心配しての親心だったが、誰とも打ち解けない娘に申し込んだこれまでの【バイ友】達は皆すぐに辞めてしまっていた。
むろん気合を入れてやって来た幸太郎も、当然ながら全く相手にされない。
しかし幸太郎は気付く。
自分がここ数か月ずっとネットで悩み相談を受けていた自分だけに甘えて来るヤンデレ女子。彼女がその令嬢だったと言うことを。
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