「貴様を断罪する!」王宮の大広間でそう宣告されたのは、王国中の契約書にサインしてきた悪役令嬢リーティア・ヴァーレン。重税、冷酷、弱者切り捨て。王太子シリウスと聖女セシリアは彼女を国の害悪として断罪する。だがリーティアは静かに告げる。「本日断罪されるのが『王国契約統括署名者』であることを皆さま本当に理解しておりまして?」先王の命ですべての国家契約は彼女の署名なしでは無効になる仕組みだった。混乱する王都をよそに、リーティアは国を見捨て、自分の価値を理解した帝国に最高顧問として迎えられる。「潰れかけた元顧客より、伸びしろのある新規顧客の方が魅力的ですもの」愛と綺麗事しか見なかった王太子と数字と契約だけを信じた悪役令嬢。サイン一つで国を転覆させる、ざまぁ財政物語。こちらは長編版となります。
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