異世界から転移してきたエルフたちによって、魔法がもたらされた世界。人類はエルフ、ドワーフといったおなじみの異種族たちと共存しつつ、科学と魔法が共存する社会を営んでおりました。しかし20XW年4月のある日、状況は一変。総人口のおおよそ90%が死に、ゾンビと変異生物、神話生物が徘徊し生存者を襲う悪夢のような世界と成り果てました。
〈審判の日〉、後にそう呼ばれる謎の大厄災から一年。からくも生き残った少年、ハルトは、呪文書で学んだ力を頼りに過酷な世界を生き延びておりました。死者と怪物のみならず、生存者さえも徒党を組んで物資を巡り殺し合う世界を。たった一人で。
そんな彼が、エルフのおねえさんと出会い、ともに暮らすお話。
英雄譚なんてものじゃない。ヒーローとヒロインなんて、とてもじゃないけど呼べない二人のお話です。
以前、しんのきつぬ名義で「ゾンビアポカリプス世界で少年がエルフのお姉さんと暮らしはじめるお話」「ゾンビアポカリプス世界で少年がエルフのお姉さんと一緒に強盗団と戦うお話」としてノクターンノベルズで公開した話を長編化したものになります。
最終話まで書き上がってますので、未完で終わることはないかと。
羞恥心を捨てて性癖を詰め込みまくったお話になります。楽しんでもらえたら嬉しいのですが。