(今日もこの世界が崩壊しませんように)
泰平は、気づいてしまった。というより、最初から知っていた。当たり前すぎて、おかしいということを見過ごしていた。
二年A組の女子生徒は全て主人公君のヒロイン。
二年A組の男子生徒は全て主人公君の引き立て役。
つまり――ここは、他人の妄想の世界かもしれない。
「でも、俺の生きる世界でもあるから」
泰平は物事をあまり悲観しない。
ああ、そうなんだ。その程度に考える男だ。
主人公君の物語に逆らう必要もない。割り込む必要もない。
とにかく泰平は、自分の人生を自分らしく、全力で淡々と生きていく。
そして今年、泰平は主人公君と同じ二年A組になる。
そんな泰平に、主人公君のことを好きにならなかった「ヒロイン失格」の美少女達が集まってきて――
「なんならこの世界、最高じゃね?」
ただ、自分なりに「婚活」をしているだけ。特別なことはしていない。一人の男として幸せになるために、できることをできる範囲で。
それが泰平にとっての「当たり前」だ。だから、本人は自分が特別なことをしているなんて思っていない。
けれど、いつか振り返ったとき、きっと誰もが思うのだ。
――あんな男、そうはいなかったな、と。
そんな泰平の存在が、誰かの「特別」となり、周りの女性達を少しだけ幸せにしていく。
この物語は、日々を直感的に生きる泰平が、他人の妄想かもしれない特殊な世界で、こっそりと楽しいスクールライフを繰り返すだけである。
※しばらくは毎日投稿予定。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。
R15, 異世界転生, コミックルーム大賞, ESN大賞11, ギャグ, ほのぼの, 男主人公, 学園, 現代, ハーレム, 青春, ラブコメ, BWK大賞1, BK小説大賞2, 貞操逆転, あべこべ, 割と自律した妄想世界