「エミリー・オルティス! お前との婚約を破棄し、そしてヴァージル王国から追放とする!」
オルティス伯爵令嬢エミリーは光の守り手という虚偽を述べたこと、そしてそれを暴いたマチルダ・キャンベル男爵令嬢を襲おうとした罪で、婚約破棄をされ、国外追放となった。
冤罪であるにも関わらず、エミリーはその処罰に大人しく従い、その日のうちに急いでヴァージル王国を後にした。
何故なら、エミリーは知っていた。
このまま国に留まることが最も危険であることを……この婚約破棄を仕組み、ヴァージル王国の重臣たちを操るマチルダ・キャンベル男爵令嬢の本性を……
マチルダから逃げるため、エミリーは隣国の獣王国にこっそりと身を隠した。
国交を断ち、獣人が住むこと以外ほとんど情報の無い獣王国。危険を覚悟し向かうも、出会った獣人たちは優しく、親切で……しかも彼らは獣王国を守る三獣騎士団の団長だった!?
さらには三獣騎士団の一番隊隊長は獣王国の王太子で、エミリーは王宮に招待されることに……
そんな中、祖国ヴァージル王国では魔物の動きが活発になり、民への被害も出ていると報告が入った。
家族も同然の大切な使用人と領民を守るため、三獣騎士団と共に祖国を取り戻す!
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