過労死した企業再生コンサルタントの俺が目を覚ますと、そこは後漢末期。そして転生先は、三国志で最もなりたくなかった男、蜀漢の二代皇帝・劉禅(阿斗)だった。
未来を知る俺は理解している。
関羽は死ぬ。張飛も死ぬ。法正も死ぬ。劉備は復讐に取りつかれ、諸葛亮は仕事を抱え込み続けて過労で倒れる。そして蜀は滅びる。
だが調べれば調べるほど、俺は気付いてしまった。
蜀が滅んだ原因は、魏より弱かったからではない。
英雄たちが優秀すぎて、組織が英雄に依存しきっていたからだ。
関羽は最強だが協調性がない。
張飛は現場の天才だが部下への暴力が止まらない。
諸葛亮は超優秀だが全部自分で抱え込む。
ならば俺がやるべきことは一つ。
英雄たちをマネジメントし、英雄がいなくても回る国家を作ることだ。
これは戦場で無双する物語ではない。
MBA卒の阿斗が、劉備、諸葛亮、関羽、張飛、法正ら規格外の英雄たちを組織改革でまとめ上げ、滅亡予定国家・蜀漢を再建していく経営三国志である。
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