「すまないが、君との婚約を破棄させてもらえないだろうか」と美しい婚約者が言うのを聞いてミルフィーヌは頭の中が真っ白になった。
元々そちらから求められた婚約だったはずですと胸に込み上げるものを堪えて聞けば相手は乳母の娘だという。婚約をしておいて想い人が見つかったら別れるような人だったのかと一気に気持ちは冷めたが、現実は婚活市場から転げ落ちた令嬢になった。傷ついたミルフィーヌは飛び級で学院を卒業し、大使である父の赴任地に付いていくことにした。その国で偶然が重なり知りあったのがハロルドだった。趣味や好みの合う彼に親近感を持つが、忘れられない初恋の人がいると話ているのを聞いてしまう。恋もしていないのに振られたような気がして、怒りが込み上げ会うのを止めた。もう男性は懲り懲りと得意な語学を生かして親友の王子妃に請われ働くことにする。
そこで知り合ったのが図書館司書のノアだった。彼には以外な過去があった。傷つけられ泣いても、めげない令嬢のポジティブストーリーです。
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