巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。
その大陸を統べるルーリアト帝国の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。
そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの国が来訪し、交流を求めてくる。
空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。
しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。
結果。
来訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。
グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。
そして目の前に現れたのは、見た事もない服装の美少女たちと、甲冑を着込んだような妙な大男。
彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある国の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。
想像を超えた出来事に興奮するグーシュ。
だが彼女は知らなかった。
目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。
これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出会った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壮大な物語。
R15, 残酷な描写あり, ガールズラブ, 近未来, 人工知能, スペースオペラ, ロボット, ミリタリー, アンドロイド, SF, ファンタジー, SF×ファンタジー, シリアス, 内政, 未来, 異世界