「忘れ物センター」には、
ただの落とし物は届かない。
そこに集まるのは、
忘れられても、消えきらなかった“思い”を持つものだけ。
小柄な配達員・モノカゲは、
忘れ物に残された最後の感情に耳を澄ましながら、
誰にも気づかれないように、それらを元の場所へ返していく。
けれど、忘れ物は必ずしも
返されることで救われるとは限らない。
返すことが、
誰かの時間を壊してしまう場合もあるからだ。
やさしくて、少しだけ怖い、
忘れられなかった気持ちの物語。
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