「野球経験ゼロの受験生」が、気づけば全国が震える怪物になっていた──。
開明高校に野球部はない……はずだった。
ある日、中村キャプテンの土下座から始まった“助っ人要請”。
名前だけ貸すつもりだった俺・夏目孝太郎は、
なぜか初戦で170キロを投げ、レーザービームを放ち、
ボール球をホームランにし、SNSで全国拡散される事態に。
「怪物」「兵器」「人間じゃない」
そんな声が飛び交う中、本人はこう思っていた。
(……今日も早く帰って勉強したい)
受験生なのに、甲子園では全国の強豪校と対戦。
ストレートは進化し、変化球は覚醒し、謎の“成長ポイント”が増えていく。
キャプテンは泣き、マネージャーは呆れ、相手チームは絶望する。
――これは、
化け物と呼ばれた少年と、
彼を支える仲間たちの、
ちょっとズレた熱い夏の物語。
※カクヨム版では先のエピソードまで公開しています。
よろしければ併せてお楽しみください。
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