平凡な田舎娘のジェラルディンは、ある日、王太子ルドルフに見初められ、妃に望まれる。
だが、王宮に連れて行かれたジェラルディンは貴族たちから冷遇され、王太子妃教育も厳しく、ルドルフにはすでに正式な婚約者パトリシアがいた。
ルドルフは周囲の反対を押しきってジェラルディンと結婚するものの、すぐに心変わりしてジェラルディンに「愛するつもりはない」と断言したうえ、捨てたはずのパトリシアを恋しがるようになる。
ルドルフの変心と母の死に絶望し、自ら死を選んだジェラルディンだったが、不思議な貴婦人の力によって黄泉帰り――――復活の奇跡を果たし、神の『加護』と『美』を得てよみがえる。
王宮の貴族たちは一転、彼女を『奇跡の妃』ともてはやし、ルドルフも「やりなおしたい」と言い出すが――――
※体罰などの暴力表現があるため、R15に設定しています。
※前半は主人公がつらい目に遭うシーンが多いので、苦手な方はご注意ください。
※『アルファポリス』にも載せています。
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