剣の届く場所が、世界のすべてだと思っていた。
少年は、まだ知らない。
自分が、世界を「滅ぼす側」の最終スイッチを握っていることに。
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イシリア王国のしがないEランク冒険者だったレイは、ある日、ダンジョンの奥底で致命傷を負い、薄れゆく意識の中で未知の存在と出会う。
「応答ネガイマス……ワタシハ、ナノボットデス」
命を救うためにレイの体内に埋め込まれたのは、この星の文明には存在しない超科学の産物だった。
自己意識を持つナノボット「アル」の助言に導かれ、金貨を齧り、鉱石を食らって肉体を強化する日々。常識外れの成長を遂げたレイは、アルの膨大な演算能力は、レイのトラウマを克服させ、更に常人離れした知力と、洞察力をもたらし始めたのだ。やがてレイは世界を救う「大聖者」として祭り上げられていく。
しかし、華やかな英雄譚の裏側には、残酷な真実が隠されていた。
世界に点在する「転移の道」を辿るたび、レイが目にしたのは、神話に語られる奇跡などではなかった。それは、かつて文明を何度もリセットし、太陽の息すら奪い去るった究極の破壊兵器「アストラ・ラグナロク」の再プロセスだったのである。
物語は、雪深き軍事大国・帝国へと舞台を移し、三者の思惑が帝都で激突する。
レイとアルが辿り着くのは、再生の道か、それとも完全なる滅亡か。
本格ファンタジー×SFが織りなす、空想科学アドベンチャー、激動の新章開幕!
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