敵国に捕虜兼側妃として連れてこられた公爵令嬢シャルティが産み落としたのは、婚約者だった母国の王太子の血を引く女の子だった。
女児と分かれば、早々に廃棄されるか、他国に嫁がされて政治の駒に使われる運命。唯一残された王家の血筋を守るべく、シャルティは娘を男として育てることを決意する。
そして、母国で建国の母と呼ばれる女王レオパールに因んで赤子にレオと言う名を付けた。
そんな母の横で、赤子は思う。
「荷が重い……しかし、やられっぱなしも性に合わない」
なんと、名前だけでなく、産まれた赤子の中身もレオパール本人。数百年後に自身の子孫に転生し、レオと名付けられた元女王様は、前世の相棒である土の精霊ロームを呼び出し、国ごと丸っと盗む算段を立て始める。
そんな彼女が、王宮の奥で見つけたのは、親の敵が必死に隠す囚われの人。その人には、一体どんな秘密が隠されているのか?
敵討ちに恋に波乱に大忙しのレオが辿る、波乱万丈な人生のお話。