シルヴァリア公爵家の一人娘、エヴァンジェリン。
次期公爵として育てられた彼女のデビュタントの夜――婚約者の浮気現場を目撃する。
だが、それ以上の騒動が王宮で起きていた。
第三王子ユリウスが、王太子アルベルトの策略により濡れ衣を着せられ、王族の地位を剥奪され王都から追放されることになったのだ。
誰もが黙り込む中、エヴァンジェリンは追放されるユリウスの腕を掴み、宣言する。
「貴方、うちに来なさい。万年人手不足なの」
婚約破棄、王子追放、王宮の理不尽――
ならば領地からすべてを覆すまで。
追放王子と才女公爵令嬢。
王族さえも敵に回し、領地から逆転する英雄譚が、今始まる。