かつては神と崇められ、今は忘れ去られた神狼とその眷属。
彼らが今主と傅くのは、氷に閉ざされた森の奥深くにひそりと住まう、幼い姿のまま、永遠に年を取らない呪いに蝕まれた世捨て人の小さな魔女。
かつては人の世を蹂躙し、その記憶と恐怖と共に長らく施されていた封印から解き放たれた、傲岸不遜の漆黒の不死の魔王。
まじりあわない水と油に思われたその二人の出会いがもたらしたものとは。
魔女はその感情の正体がわからずに、名前がつけられない。
魔王はその感情の正体に、彼女が気付いてくれない事には何もできない。
そんな二人を見守る彼と彼女の愛する家族たちは。果たして。
3章目まではプロローグ的なもので、表題の内容は4章目からになります。
性的な内容を仄めかす描写もあります。(予定)
基本は主人公の一人称ですが、他にもその時その時で、登場人物の誰かしらの一人称で進行するケースが多いです。
たまに三人称にもなります。
視点変更の際は区切りが入ります。
更新は週一くらいの頻度になるかと思います。
やる気が上がりますので、気に入っていただければいいね、評価、ブクマ等よろしくお願いします。