これは──“食”に目覚めた神様のお話。
世界を一から創造した、終焉の神にして焉龍・エンノワール。
けれど今の彼女は──ただの配達員。
名前はミレア・ノワール。
通称・ミレたん。
人間の感情を具現化し、ひとつの料理として“味”として楽しむ、最高にグルメな食生活。
怒り、悲しみ、驚き、恋、絶望……どれも美味しそうに、もぐもぐ。
神さまが求めるのは──満腹。
信仰?
そんなもんでおなかは満たせません。
破壊?
創ったのに、なんで壊す必要があるのか。
人々の安寧?
しらん。
そんな彼女の旅路は、今日もどこかで想いをお届け中。
そして、お届け先で──感情をもぐもぐ。
“もぐもぐ”がすべての、ちょっと特別な神様の物語。