男子高校生
加藤
兵庫(かとう
ひょうご)は、突如、見知らぬマンションの一室で目を覚ました。状況が分からず部屋から出ると、彼の目の前に広がったのは、荒れ果てた日本の風景だった。
荒廃した街並みをアテもなく
さまよい歩く加藤は、見たこともない巨大化した生物や異常進化した野生動物たちに次々と襲われる。
命からがら凶悪な生き物たちから逃げ惑う加藤。
そんな中、彼は1人の男と出会う。
男の名はーーー、佐伯(さえき)。
荒廃した世界で冒険者を生業としている旅人だった。
佐伯に命を救われた加藤は、荒れ果てた街並みや、凶悪化した謎の動物について尋ねる。
すると返ってきたのは、驚くべき言葉!?
荒廃した世界は、加藤が生きていた時代から20年もの時が過ぎている事。
時折、加藤のような存在が時を超えて世紀末の世に姿を現わす事。
そして、時を超えて現れた者たちは《覚醒者》と呼ばれ、みんな一様に特殊な“能力”
を有している事。
なぜ加藤は、滅びた未来で目を覚ましたのか!?
この20年の間にいったい何あり、なぜ世界は滅びたのか!?
そして、突如、世紀末の世で目を覚ました自分は
いったい何者なのか!?
徐々に明かされる世紀末の真実・・・。
少年・少女が特殊な力を用いて、滅びた日本を旅をする冒険活劇が・・・始まる。