隠世に行政!?多伴侶化促進中!妖怪社会は今や混血が当たり前!
「あなたは本来、人間として生まれるはずではありませんでした」
「ですので、人間としてではなく“妖”として妖籍の手続きを取らせていただきます」
人間として死んだのに、輪廻転生、まさかの対象外。
こうして美月は、人間界とは異なる存在たちが暮らす“隠世”で第二の人生を送ることになった。
せっかく生まれ変わったのなら、今度こそ穏やかに暮らしたい。
のんびり野菜を育てて、ご飯を食べて、穏やかに眠る。
そんな念願のスローライフが始まった、その日の夜。
「……なんだ、この匂い」
美月の睡眠中、窓の外に現れた者。
猛禽類のような鋭い鉤爪、濡羽色の翼腕を持ちながら背中には翼腕とは別に悪魔のような羽が生えている大柄な男だった。
そこから美月の周囲には、どう考えても属性が盛られすぎた妖怪たちが次々と現れ始める。
しかもなぜか、揃いも揃って美月を気に入ってしまって……!?
「スローライフが1日で終わった!」
本人もまだ知らない。
異様なほどの不幸体質にも、自分が“妖”として生きることになった理由にも、ちゃんと意味があることを。
これは、不幸ばかり背負ってきたお人好しな元・人間の美月と、ちょっとどころではなく属性の濃い妖怪たちによる、隠世スローライフ……になるはずだった、妖怪逆ハーレムラブコメディ。
念願のスローライフ、享年一日。
第二の人生は、どうやら前世より騒がしくなりそうです。
※本作にはR15相当の内容が入ることがあります。