現代日本で『神の舌』を持つ天才料理人だった神楽坂奏は、食材採取中に崖から転落し、異世界で貧乏な孤児の少女・ルネ(12歳)に転生してしまう。
しかし、この世界の食事は壊滅的に不味かった!
絶望するルネが見つけたのは、冒険者たちが「不味いが能力が上がる」と鼻をつまんで飲んでいる『黒いポーション』。
「……これ、3年熟成のたまり醤油じゃない!?」
さらに、装備を溶かすと恐れられるスライムは『マヨネーズ』で、毒草扱いの根っこは『生姜』だった!?
これは、料理バカの少女が、周囲がドン引きする「ゲテモノ(実は最高級食材)」をダンジョンから回収し、現代知識とチート料理スキルで極上グルメを作りまくる物語。
オーク肉の生姜焼き、スライムポテサラ、ドラゴンの圧力鍋シチュー、そして異世界初の二郎系ラーメン……。
ルネの料理の匂いに釣られ、強面のSランク冒険者、気難しい公爵、偏食の勇者、果ては伝説の古龍までが店に押しかけ、常連客として餌付けされていく。
「店主!
飯だ!
金ならいくらでも払う!」
「はいはい、並んでね。今日のおすすめは『クラーケンのイカ刺し』よ!」
戦闘力ゼロの少女が、最強の胃袋を持つパトロンたちに守られながら、異世界でスローライフ(?)な飯屋を営む、美味しいサクセスストーリー!