“災厄の外典”と判定され、世界に居場所を失った青年カズヤ。
ある朝、彼は“残響を持たない少女”アマネを拾う。
――それは、この世界ではあり得ないはずの存在だった。
この世界では、人は誰もが「自分以外の何かの記憶」を宿して生まれる。
喜びも罪も、受け継がれた記憶は“残響”となり、
その性質によって人々は《正典》と《外典》に仕分けられる。
《正典》――それは英雄、秩序、愛の記憶。
《外典》――それは罪、戦争、憎悪の記憶。
どれほど善良でも、外典は恐怖と排除の対象。
彼らに居場所など無い。
だが、残響を持たない存在は本来あり得ない。
少女アマネの“空白”は、世界そのものを揺るがす異常だった。
追われるふたりはやがて、
失われた残響の秘密と
世界の根幹を震わせる“綴りの異変”へと踏み込んでいく。
正典の人々は本当に正しいのか。
外典の人々は本当に罪深いのか。
世界の構造に抗う、外典の青年と空白の少女のファンタジー。
※カクヨムでも同作品を連載しています
※完結保証、死以外にエタり無し
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