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取得日時> 2023-06-04 21:04:13
魔神竜に転生した俺!~異世界の最強最悪の魔神竜2代目に転生する事になった俺は、偉い人を辞めた後に旅に出る。
俺の名前は「天羽亮(あまはりょう)」だ。
一応、公私混合しないようにしているラノベ愛読者で、サラリーマンを10年している。
今日は、15年ぶりの高校時代の同窓会に出席して、久し振りに会う友人達と楽しい時間を過ごした。
幼馴染みにして元カノ「緋桜美琴(ひおうみこと)」とも8年ぶりの再会だ。
同窓会もお開きになり、美琴と呑み直しの為に2人で移動中に暴走車に共に轢かれた。
「ごめん、美琴……」が生前の最後の言葉だ。
因みに別れた理由は、美琴の夢だった仕事を応援する為だ。
俺が居たら邪魔だったからな。
そして、今、混乱中だ。
俺は死んだと思うが、広がっている風景は、向こう側の外見はギリシャ神話系なのに、やっている事は市役所だ。
各窓口には、「天国課」とか「地獄課」とか「転生課」とかがある。
そして、俺は「転生課」に呼ばれた。
もしかして、異世界転生系ラノベか!
しかし、転生課の人は、俺の書類を見て仰天して、「上を呼びます!」と言って席を外した。
俺は別室に移動して「上」として来た女神様に宣告された。
「2択で『異世界の最強最悪の魔神竜』か『地球のカピパラ』の、どっちが良い?」と。
はい?
その2択っすか?
どうやら、その異世界の最強最悪の魔神竜さんは、役目をきちんと果たした報酬として転生を望み受理されたが、その異世界では、存在する事に意味があるみたいで、2代目が必要らしい。
つまり、白羽の矢は俺に刺さったと。
美琴を道連れに死んだのはそんなに罪が重かったのか!
しかし、「2択しか無い!」と言われた以上は、「カピパラ」は無いわ。
そう答えたら、向こう側は大変喜ばれて、特例として、「人化スキル」と異世界の住民からみたら、完全なチートスキルを過剰盛りで半強制的に貰った。
……出来れば、美琴と共に異世界を過ごしたかったな。
そして、俺の異世界人外転生が始まった。

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