目が覚めたら、乙女ゲームの悪役令嬢の父親になっていた。
ゲームの結末では、エレノアは悪役令嬢として断罪され、追放される途中で命を落とす。
そんな未来、認められるわけがない。
まずは娘の話を聞こう。ちゃんと褒めよう。たまには一緒に遊ぼう。
ついでに、将来娘を断罪する王太子には、今のうちから目を光らせておこう。
ところが、娘を守ろうとするほど、不自然な事件が起こり始める。
身に覚えのない罪。都合よく現れる証拠。屋敷に潜む思惑。
そして、冷酷だったはずの公爵が残した不可解な記録。
なぜ、まだ悪役令嬢にもなっていない五歳の娘が狙われるのか。
これは、娘を見捨てるはずだった父親に憑依した男が、不器用ながらも父親になり、やがて娘の未来を奪おうとする陰謀に立ち向かう物語。
――たとえ世界が娘を悪役と呼んでも、俺だけは、この子の言葉を信じる。
【お知らせ】
第60話あたりから投稿順に誤りがあり、第32話「扉を叩く音」も抜けていました。
現在、順番を確認しながら修正しています。
読んでくださっている皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
全175話完成済み。10/19から3話(12:30、19:30、21:30ごろ)に更新予定です。