大人気アニメ「天破のグラディオス」の世界に転生した小此木瑛亮はエース・ノギとなり、次々と死んでいく推しキャラたちを憂い、本編をブチ壊す勢いで救済する「原作破壊行為」を繰り返し、第1話から第26話までを完走することができたが、その代償は大きかった。新次元の能力を与えるが肉体を蝕む悪性ナノマシンを極限まで使用した影響で、死の淵に立たされた。
再び目を覚まし、そこで見たものは───なんか知っている名称が連続するけど「天破のグラディオス」とはなんら関係のない異世界で、しかも受肉もせず、酷いいじめを受けるエール・ノアの体に憑依してしまった。
いやロボットアニメ特化してたエースが、剣と魔法の世界に飛ばされるのって無茶じゃね?
エール・ノアは農民出身の貧困者だ。ある日、王都サフラビオロスの右辺、巨大湖ペンタリブルに浮かぶ巨大島のアスクノーツ学園への入学を許可される。
ところがアスクノーツ学園は、エリート養成校な上に上級民の子息と令嬢と才ある平民が通う場所だった。スキルスコアが学年トップなだけで他のステータスがドン底のエールは差別を受けて落胆し、物置小屋同然の自室で嘆いて床を殴ったその時。咆哮を上げる自分と瓜二つの少年が現れて───
これは底辺だった少年エールを、一度世界を救った経験があるエースが最強格に導いていく、いやとにかくその世界の常識をエースがぶち壊してく物語である。どうせ幽霊だし好きに暴れたろ。みたいなノリで。
エースの語られなかったもうひとつのストーリーが、始まる。