現実世界でソロキャンプを楽しんでいた会社員の本庄真希(25歳)。
目を覚ますとそこは――見知らぬ森の中だった。
文明も道もなく、あるのは危険な魔物と手つかずの自然。
手元にあるのは、キャンプ道具と現代の知識だけ。
火起こし、水の確保、罠猟、簡易住居づくり――
キャンプの延長のはずが、異世界で生き延びるためのサバイバル生活が始まる。
彼女は、猫耳の少女シエルや犬耳の少年ダイチと力を合わせて、
魔石や魔法が存在する世界で知恵を使い、少しずつ暮らしを築いていく。
異世界の住人たちとの交流をきっかけに「女神さま」と呼ばれるようになるが、
真希はただ静かに暮らしたいだけ――。
科学×DIY×異世界サバイバル。
「無双」も「チート」もないけれど、知恵と工夫で世界は変えられる。
獣人やその他様々な種族たちと紡ぐ、ほのぼのスローライフ×冒険ファンタジー。