守るために、殺さなければならない世界。
最後まで人であろうとした。
陸上自衛隊員・日本一は、訓練中の野営地に落下した正体不明の災厄に巻き込まれ、装甲車と武器ごと命を落とす。はずだった。
目を覚ました先は、剣と魔法の異世界。
深い森の中で、彼の傍らにあったのは現代兵器を満載した装甲車だけだった。
魔物が跋扈し、人の命が軽い世界。
言葉も通じぬ少女との出会い。
逃走の果てに迫られる、銃を撃てば終わる簡単な選択。
だが、引き金を引けなかった。
撃てば生き延びる。
殺さなければ、守れない。
それでも彼は、兵士である前に人であろうとする。
現代兵器
×
剣と魔法。
これは、英雄にならなかった自衛官が、
それでも誰かを護ろうと抗い続ける。
生存と選択のヒューマンドラマ。