名前も国も知ってる。効率的なレベリング方法も、裏ボスの居場所も知ってる。
なのに、物語を秒速で読み飛ばした私の知識には、自分の運命も、世界の行く末も、ポッカリと抜け落ちてしまっていた。
「私はこのゲームの主人公ではない。そして、本来世界を救うはずの『主人公』は別にいる。ならば、ストーリーなんて気にせず好き勝手暴れても、問題ないわよね?」
5歳の誕生日に刺客を気絶させた拍子に、前世(廃ゲーマー)の記憶を取り戻した公爵令嬢。
これは、自分の運命を知らない転生令嬢が、家族の溺愛を背に、魔法と知識で世界のルールを蹂躙していく、異世界コメディである。