聖女・ミレイユは回復魔法が一切使えない代わりに、味方の筋肉を極限まで引き上げる“筋肉魔法”を使えた。
だが王都のSランク勇者パーティー〈ブラッディ・ナイトメアーズ〉のリーダーは、「聖女のくせに回復できない」して彼女の追放を宣言。
ミレイユは「筋肉は全てを救う!」「筋肉がなくなればおしまいですよ!」と主張するが聞き入れられない。
「誰も筋肉の万能性をわかっていない……!」
ミレイユは自らの正しさを証明することにした。
さまざまな冒険者が集まる辺境の交易都市グレンデルに行き、冒険者支援ギルドを立ち上げたのだ。
その名も〈筋肉応援団〉。
開設当初、他の冒険者たちは注目していなかった。
そんな中、一人の新人冒険者が興味本位でミレイユのギルドを訪れたことで状況が一変する。
なんと、その冒険者がBランクのワイバーンを素手で殴り倒してしまったのだ。
もちろんミレイユの筋肉魔法で強化されたおかげである。
これは、筋肉の力を信じ続けた聖女のマッスルコメディ。