超越の神々は、無限の世界と、数えきれぬ階層、そして概念そのものをも宿す存在を生み出した。
彼らにとって世界とは、ただの戯れ。命も、文明も、歴史すらも、玩具にすぎない。
その残酷な舞台に生まれ落ちた少年――トゥーロ。
彼に課せられたのは、永遠に続く戦いの宿命だった。
神々の気まぐれから世界を守るために。
だが、その運命は終焉を告げるものではない。
トゥーロは長き旅路へと身を投じ、力を求め、自らの真なる力を目覚めさせるだろう。
その道中で、彼はさまざまな人々や存在と出会い、ときに衝突し、ときに絆を結び――やがて共に並び立つ仲間へと変わっていく。
友情と裏切り。希望と絶望。
善と悪の狭間で揺れ動きながら、少年は歩み続ける。
世界を救うために。
そして、神々の遊戯に終止符を打つために――。
物語は、ここから始まる。