辺境の地・ディトマスの第6要塞の制服管理室で一人の働く女の子がいた。
彼女の名前はドルマ。
仕事はこの要塞で働く騎士達の制服の繕い物だ。
ドルマは対人恐怖症で誰とも話をしない。だがドルマが繕った制服を纏うと、ほんの少しだけ戦闘の時に運が良くなると騎士達の間で評判なのだ。
辺境の防衛責任者として、毎年多くの犠牲者に胸を痛めていた次期辺境伯であるマティアスは、第6要塞にはその年一人も犠牲者が出ていない事に着目し、そして調査を始める。
小さな手仕事が紡ぐ、静かな恋物語。
一度某サイトに上げていた作品ですが、完成度が低く、不完全燃焼だった作品です。お話にちょっと手を加えて再度世に出してみる事にしました。溺愛も派手なアクションもない、静かな作品です。どうぞお楽しみ下さい。