ブラック企業で心身をすり減らす日々を送っていた結城
湊(25歳)は、ある日の帰宅中、突如として異世界へ召喚されてしまう。
そこで彼を待っていたのは、7年前に神隠しに遭い、今やこの世界の「勇者」や「将軍」として君臨するかつてのいじめっ子たちだった。
湊に与えられた職業は、この世界で誰も見たことがない戦闘力ゼロのハズレ職業【労働者(ワーカー)】。
役立たずと見なされた彼は、用済みとして王族から毒殺されかける。辛くも窮地を脱するが、追っ手に追い詰められ、凶悪な魔物が蠢く「奈落の底」へと突き落とされてしまった。
絶対絶命の死地。しかし、社畜として培った湊の「異常な忍耐力」と「泥臭い生存能力」はここからが本領だった。
魔物の目を盗みながら生き延びた最下層で、湊は神代の鎖に繋がれた謎の美少女・セレスティアと出会う。
彼女を救うため、彼はボロボロのピッケルを手に「絶対に壊れない神話の鎖」を削り続けるという、狂気にも等しい過酷な『労働』を数ヶ月にわたって黙々と続けた。
――そして、その偉業が極限に達した時、限界と思われていたレベルの壁が打ち砕かれる。
【労働者】は、万物を自在に分解し創成する神話級の最強職【万象の造物主(デミウルゴス)】へと至ったのだ。
「俺はもう、誰にも縛られない。これからは自分のために、好きに生きていく」
最強の力を手に入れた湊は、奈落からの生還を果たす。
これは、どん底に落とされた青年が異常な忍耐力で最強へと成り上がり、自分を捨てた傲慢な勇者たちと腐敗した王国を容赦なく叩き潰し、やがて世界の覇者たる魔王たちすらも凌駕して「真の自由」を掴み取るまでの逆転劇。