偽りの聖女と断罪され、婚約破棄の末に追放されたセレナ。
辿り着いた魔法学院で出会ったのは――『呪われた子』と呼ばれるドラゴニア王国の第二王子だった。彼は呪いにより、その姿を醜悪なものとして認識されていた。だが、呪いを拒むセレナの瞳にだけは、整った美貌と深い孤独が映っていた。
恐れずに寄り添うセレナに、王子は心を寄せ、やがてその存在を大切に思うようになる。幾度も訪れる事件のたびに王子は推理によって彼女を守り、二人の絆は少しずつ深まっていく。
偽りの聖女と呪われた王子。秘密を分かち合った二人の物語は、やがて運命を変える愛へと育っていく。