【作者からの注記】この作品はフィクションです。実在の人物、キャラクター、団体、場所とは関係ありません。
地方都市の駅前で63年続く老舗土産店「おみやげのながもり」を営む32歳の主人公・長森悠真(ながもり・ゆうま)。鉄道がメインの移動手段だった時代は去り、交通の手段が自動車になって行き、かつては沿線の接続駅だった時には観光客で賑わった店も、今は高速道路の開通に伴う近隣の大型商業施設の影響で客足が遠のき、悠真は両親から受け継いだ店を守るため、細々と営業を続けていた。ある日、店内で埃をかぶっていた地元の名工の作というフレコミで先代が仕入れた木彫り彫刻の枠に入っている鏡を磨いていると、突然光に包まれ、店ごと異世界に転移してしまう!
転移先は魔法とモンスターが跋扈するファンタジー世界「アルテミシア」。店の入り口が異世界の街の市場に繋がり、店の裏口は日本の元の場所に繋がっているという不思議な状況に。悠真は戸惑いつつも、持ち前の商魂と地元愛を発揮し、異世界で「おみやげのながもり」を営業再開!
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「カクヨム」様でも同内容(第1章のみ)で掲載しています。