「神殺しなんかじゃねぇ……、コイツは……、神喰いの竜だ!」
神すらも絶叫をあげながら生きたまま無慈悲に貪り喰らわれる。
なすすべなく咀嚼され、呑み込まれていく断末魔。見たくなくても脳裏に強制的に流れ込んでくる、吐き気を催すほどの凄惨な神話の真実。
<これより世界を1度滅ぼす。1ではなく、0から>
数千万年の封印を引き裂き、今、世界に確実なる【終焉】をもたらす最凶の"絶望の冥竜王"が目覚める。
核兵器すら生温い一撃がすべてを蒸発させ、神も、魔王も、人類の近代兵器も、迫り来る常闇の前にはただ滅びを待つ家畜。
血肉の雨が降り注ぐ、剥き出しの無間地獄。
そんな世界へと変貌していく中で、いつでも殺せるはずの命が、なぜか“あえて生かされている”――。
絶対的頂点が何を望み、何を欲しているのか。
その不気味な暗闇の奥底、世界の理のさらに裏側へと、少年少女は大切なものを失いながらも、哀しき『誓約』を胸に足を踏いれていく。
すべては二度と戻らない眩しいあの日々を、ただ、守るために。
「本当にお前は……まだ、人間なのか?」
ー 絶望は絶望を呼ぶ ー
瓦解していく信頼。二度と戻ることのない平穏。目の前に立ちはだかる、あまりにも『遠い』絶望の壁。
平和に溺れた数千万の人間を生きたまま絶叫ごと引き剥がす、おぞましき『魂の収穫』。その絶望が、世界に【終焉】を告げる。
だが、どれほど凄惨な血の歴史を知ろうとも、世界中の全軍勢が恐怖に膝を折ろうとも、少年の不屈の牙だけは絶対に折れはしない。
すべてを捨ててでも、掴み取らねばならない【本当の約束】があるから。
すべての歪みが繋がり、物語が誰も予想し得ない深淵へと反転したその時。
数千万年の歴史に封じられた記憶が目覚め、戦火の果てに待ち受ける残酷な真実が、あなたの魂を完全に破壊する。
これは神を喰らい、世界を【0】にする存在に挑むダークファンタジー。