ジューンブライドは幸せになれるらしい。
でも、祝福の輪の中心に立っていたのは、私の元婚約者と、姉だった。
幼い頃から、姉は私のものを欲しがった。
おもちゃも、服も、恋人も。
いくら隠しても、必ず見つけて、奪っていく。
親はいつも言う。
「姉妹なんだから、仲良くしなさい」と。
社会人になり、私はようやく「普通の幸せ」に手が届いた。
条件のいい大手の総合商社。
同じ職場の、条件のいい先輩。
そして、結婚の話。
姉は、やっぱり、奪いにきた。
だから私は、何もしなかった。
争わず、奪い返さず、ただ見ているだけ。
欲しがる人は、自分で選んで、やがて、崩れるのだから。
私はただ、一歩外で見ているだけ。
これは、姉に奪われ続けた私の、人生を賭けた復讐の話です。
※静かなざまぁ・自滅型
※主人公は最後まで誰も傷つけません