母の死後、生家で使用人同然に虐げられてきた伯爵家令嬢アドリアンナは、義妹に父の愛情も婚約者も奪われボロボロだった。
ある日、父から呪われ公爵と異名を持つ男に嫁ぐように命令される。呪われ公爵は老いた男で、周囲では人が次々に死ぬという噂があり、アドリアンナは死んでも良いと告げられたも同然で、それが厄介払いであることは分かっていたが、拒否することなどできなかった。
不安の中で辺境の地へ向かうと、そこにいたのは噂とは異なる若い男フェルナン・グリフォンだった。彼は聖女を愛しているためアドリアンナとは結婚できないと告げるが、アドリアンナはその状況を受け入れ、同居人としての生活が始まる。
だが孤独を埋め合うような二人きりの生活の中で互いは徐々に惹かれてあい、やがてフェルナンは心優しいアドリアンナへの愛を自覚するようになる。
※序盤の進行はゆっくりめです。