外田海翔(そとだかいと)は親の都合で転校ばかりしていた。彼女を作りたかったが、遠距離恋愛になるから無理だと最初から諦めていた。転機が訪れたのは高校二年生の春。親が海外転勤になったので姉のマンションに転がり込むことに。
ようやく地に足をつけた海翔は、彼女を作るという目標を掲げて転校した。その学校には「天使様」と「小悪魔ちゃん」と呼ばれる二大美少女がいた。
どちらもコミュニケーション能力が高く、誰に対しても好意的と噂だったのに……海翔に対しては何故か塩対応だった。
「どうして嫌われている?」
初対面のはずだが、彼女達の名前には覚えがあって――