大学生の神崎ソウは、時給目当てで携帯電話販売店のバイトを始めた。
しかし、職場の仲間がなんかおかしい。
壁をすり抜ける先輩(ただし全裸限定)、時間を止めて来る後輩(それでも毎回1分遅刻)、重力を操る同僚(自分の体重だけは無理)、確率を操る謎の後輩(じゃんけんでしか使わない)、物を複製する最古参(24時間で消える)。
「なんか変な人たちだ。気のせいか」
そう思いながらも、ソウは毎日バイトをこなしていた。
でも、ニュースが少しずつおかしくなっていた。
「ペルー沖の島が突然消滅」「富士山の高さが3メートル減少」「東京の一部で昨日の記憶がない住民続出」——。
これは偶然か、それとも——。