北部の貧民街で育った少年エイゼンシュタイン。
売られた姉妹を取り戻すため、彼は首都ヴァルクレインの王立剣術院へ入学する。
だが、そこで与えられたのは――
ひたすら“素振り”だけの地味な訓練だった。
やる気を失い、ただ生きるためだけに棒を振る日々。
しかしある日――
「…………今の一振り、誰に教わった?」
教官が、彼の動きを見て凍りつく。
それは誰にも教わっていないはずの“型”。
しかも、常識ではあり得ない完成度の剣技だった。
無自覚のまま“本物の剣”を振っていた少年は、
やがて王都を揺るがす存在へと変わっていく――。
これは、貧民出身の少年が“最強の剣士”に成り上がる物語。