「ヴィオレット・ノクスハイム。貴様との婚約を、破棄する!」
卒業パーティーで婚約破棄を宣告された悪役令嬢ヴィオレットは、内心ガッツポーズをしていた。
なぜなら彼女は、前世で世界を震え上がらせた魔王。
今世こそ普通の女の子として恋をしたいのに、優しくしようとするたび周囲は怯え、善意はすべて「悪意」と誤解されてしまう。
そんな彼女は聖女候補から数々の罪を告発される。
しかし、その告発内容は――すべて事実だった。
もっとも、その「事実」は誰も知らない形で、すべて勘違いだったのだが。
断罪の場に現れた帝国皇太子は、彼女の正体を知ったうえで突然求婚する。
これは、恋愛初心者な元魔王令嬢と、宿敵だった皇太子が織りなす、勘違いだらけの異世界ラブコメディ。