旧タイトル「ハーフエルフの女戦士は人間の王子に恋をする」
銀髪に赤い瞳のハーフエルフ、ルーナは傭兵団団長の娘として育った。父親バリーが全てだったルーナはバリーに認められたい一心で傭兵として残虐な殺しを手伝っていた。ある日、とある事件がきっかけで何もかもをなくしてしまったルーナは、ボロボロの鎧をまとった人間の少年リオに出会う。ルーナは失意の中、リオから『王子様と妖精の御伽話』を聴く。
「いつか妖精の国に行くんだ。だって、俺は王子だから」
リオの言葉に、ルーナは目を見開いた。だが、不思議と信じてしまった。そして後、ルーナとリオは互いがひとりぼっちである事を知り兄妹の契りを交わした。
ルーナが、これまでの人生とリオへの気持ちに葛藤しながらも自分の道を決めて行く物語です。
※週に2,3話投稿
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