ノイグラー公爵の一人娘イデアは、目が覚めると知らない部屋にいた。そして身体がとても軽い。気づけば、別の人間の身体になっていた。名前はステラ。彼女は、貧乏な子爵の娘で、彼女の家では「働かざるもの食うべからず」の家訓があり、何不自由なく暮らしていたイデアが、農作業や家畜の世話をすることになってしまった。このままではいけないと、四苦八苦するイデア。
かたや、ステラは、イデアの姿で目が覚めた。自分の何倍もある大きな姿はとても重く、そして残虐非道で知られるイデアに怯える使用人達の態度に驚くが、他人の身体である以上、その人としてあろうとする。優しいがマイペースで勘違いが多いステラに、周りの人達が引っ掻き回される。
入れ替わった2人の、入れ替わったことで幸せになる日々が、今、始まったのだった。