ウィリアム公爵令息とセラフィーナ第二王女が一緒にいる光景は誰もが羨んでいた。
一人の女性を覗いて。
オードニー侯爵家令嬢のフランメルだけは胸が張り裂けるような苦しい思いで二人を見ていた。
それも仕方がない。
彼女の目の前で楽しくしている二人の内の一人、ウィリアムはフランメルの婚約者なのだから。
フランメルはウィリアムに何も言えなかった。
ウィリアムがセラフィーナ王女と一緒にいる理由を知っていたから。
だから彼女に出来る事は・・・
ただ見ていることだけであった。
※短編で完結致します。
連載にしてあるのは、他の視点も付け加えたいからです。
※R8.1.27 セラフィーナ王女編を追加致しました。