トーマ・アオギリはモンスターテイマーとしての才能が皆無だ。
子供がスカウトできるような、最弱のモンスターですらスカウトできない。
物凄い拒否される。
知能が低い魔物ですら、スカウトされるぐらいなら自害を検討するレベルで拒絶されている。
このままではテイマーとしてのスタートラインにすら立てない。
ならばどうするか? トーマが導き出した答えは一つ。
「そうだ。倒したら願いを叶える系のクソ強いS級魔物を倒して仲間にしよう!」
テイマーとしての才能は皆無。
しかし、ウィザードとしての才能は青天井。
S級ウィザード最強のトーマは、よりにもよって才能皆無のテイマーとして生きて行こうと試みる。
これは、才能皆無のテイマーが、才能の無さを自身の強さで無理やり補いながら、トップテイマーを目指す物語だ。