18歳のサーラは10年前に父を亡くし、母が乳母を務める子爵家に引き取られたが、母には嫌われている。母はサーラのことをお嬢さまが道端に転がっていたのを可哀そうに思って拾って来た孤児だと言い、その恩も返せない愚図で怠け者だと吹聴していた。その為、子爵家では皆によく思われていなかった。そんなある日、浜辺に打ち上げられていた美しい若者と知り合ったサーラは、彼と恋人同士になるが、その恋人はサーラを裏切り、母の育てたお嬢さまと結婚してしまった。
その彼とお嬢さまの結婚式の晩。サーラは死のうとして、ノアールと名乗る若者に出会った。