「それでは明日から皇帝になってください」
血塗れ公女と名高いちょっぴり変わり者の大公女、アナスタシア。彼女は次期大公、皇帝の姪、類稀なる魔法使い……と、この世の権力詰め放題バーゲンセールな令嬢だった。
その権力を駆使し、迷宮に潜っては魔獣を狩り、社交は少々おサボりモード。時たま神殿の奉仕活動(?)に勤みつつ、友達以上恋人未満の慇懃無礼な幼馴染と領地でぬくぬく健やかライフを送っていた。……これまでは。
しかし。とっても使えねー従兄弟な皇子たちのやらかしにより、あわや帝位継承権争いに巻き込まれることに。
「うっ…………分かった、そんなにやって欲しいならやってやろうじゃない、皇帝。上等だ。滅ぶとこまで一緒に滅んでやる……!」
皇位回避のための交渉や根回し虚しく、結局絆されヤケクソのまま皇帝に即位した彼女を待ち受けていたのは、表には出せない『お仕事』ばかりで……?
幻想種、異世界人、魔法使い――異端蔓延るこの世界で、幼馴染とてんやわんやしつつ、お飾り皇帝として生きる彼女を襲う『お似合いの仕事』を描く? そんな物語。