女子高生のチトセはある日異世界に召喚された。暗くて血の臭いのする殺人と魔法の城。恐ろしい魔物の闊歩する異常な森。魔物が詰まったダンジョン。やっとの思いで村に辿り着けば、そこには倫理の歪んだ人たちばかり。
騙され、襲われ、殺されかけ、人間不信になるようなことばかりが降りかかるこの世界で、それでもなんとかチトセは光を失わずにすんでいた。
それは、いつでも笑顔で隣にいてくれる少年リュカのおかげ。好きだと素直に友愛を向けてくれるリュカに、チトセも心動かされていく。
しかし、時間が経つにつれ、彼から向けられる感情に執着と独占欲が垣間見えるようになりーーー‥‥。
「友達がいたことがない私だもの。きっと、リュカがおかしいわけじゃない」
特別な力もない至って普通の少女、呪術を操る少年、人ならざる食欲の魔人。
変わった仲間たちと共に、元の世界に戻る方法を探す旅が今はじまる。
本作は主人公の内省や内観を中心に、心理描写に重きを置いた青春ダークファンタジーです。
※本作にはグロテスクな描写や精神的負担を伴う内容が含まれます。暴力表現、流血、心理的恐怖、トラウマを想起させる描写が登場するため、苦手な方はご注意ください。
該当エピソードにはタイトルに「※」を付け、前書きにて注意喚起を行っています。
※描写はすべてR-15の範囲内に留めていますが、万が一それを超えていると感じられた場合は、該当エピソードと具体的な理由を添えてご報告いただけますと幸いです。