大衡国(たいこうこく)の公爵、潭国公(たんこく)に嫁いだ鄭(ていえい)瑛。
潭国公のお屋敷にはボス級の妾・董蓉(とうよう)がいた。董蓉は正妻のように振舞っており、彼女には鄭瑛が目障りだった。嫁いで早々、董蓉らからの嫌味の応酬がはじまる。他の妾たちにも見えない序列があり、穏やかそうに見えても、緊張状態だった。
たんなる家同士の結婚だと思っていたが、実は後宮の妃嬪たちの陰謀が渦巻いていた。
孤立無援だと思っていたが、人脈をフル活用して協力者を増やしていく。
「正妻」鄭瑛は今日もお屋敷で生きるために戦っている。