いにしえの人は、何をきっかけに、人を愛しむという心の在り方に気づいたのだろう。
生きて行く中で、どのようにして種の保存という本能だけではなく、家族を作り子を守り育てようとする、心の存在を受け入れていったのだろうか。
いにしえの時、神は人が人となる為に、思考する力を授けんと、降臨した。
そして今、人が人としてあるが為に、再び降臨する。
古事記に登場する三貴子と呼ばれる天照大神(アマテラスオオミカミ)・須佐之男尊(スサノオノミコト)・月読尊(ツクヨミノミコト)をはじめとする神々。
その神々がおりなすエピソードを現代に置き換え、命の根源を見直す。
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いつも「プロトコル~天壌無窮~」を読んでいただき、ありがとうございます。
神話に登場する神様をお祀りしている神社や神様のエピソードは日本各地に存在しています。
そして神の領域は時空を超えて繋がり人々の生活の中に様々な形で息づいています。
自然の恵み、自然の脅威を前にして感謝をし手を合わせ祈る。自然の中に八百万の神々を持つ日本の素晴らしい文化を誇らしく思います。
この物語は古事記のエピソードを取り入れておりますが、神様の登場時期、場所、関連性、また時系列につきましてはあくまで創作されたものとして捉えていただくとありがたいです。
2021年10月30日 SHOSUI