寂れた小さな村にダンジョンが発生し、村は一挙に発展して街へと成長した。しかし、村の薬師一家はダンジョンで有効な薬が作れず取り残され、両親は失意の中で死去。残された娘、マルディカは冒険者相手の食堂で働くが、五年経って十八歳になる彼女は食堂に留まれなくなる。嫁に行けと言われてもその気にはなれず、自ら小さな店を開くことにした。ダンジョンの内と外の薬草を使って、薬師としての知識と食堂での経験を生かした薬膳料理のお店。マルディカのささやかな挑戦が始まる。
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