私は死んだ。地球上で初めて私が罹患した病だった。だから治す方法など何も分からなくて、家族に惜しまれながら亡くなった。はずだった。
でも、私は異世界で新たに生を受けた。その世界には魔法があって、地球ではないことは瞭然だった。
そして、その病は異世界でも私を殺しに来た。7歳の時だった。でも、ここは地球じゃない。その病気には名前があった。何が原因でこの病による影響も判明していた。分からないのは1つ、治し方だけ。
でも関係ない。原因がわかってるなら、私は治してみせる。もう二度と、この病に私の命を奪わせたりしない。
この物語は、私の闘病記だ。